25日午前6時ごろ、沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島の接続水域で、台湾の漁船40隻が航行しているところが、海上保安庁によって発見された。
藤村修官房長官が午前の会見で明らかにしたところによると、台湾の船は漁船40隻と、台湾巡防署の巡視船10隻が確認されたという。午前6時ごろから、魚釣島の領海内に侵入し、午前9時時点では、海上保安庁の巡視船が放水を行ったところ、台湾の船は西に進路を変えて引き返していったという。
官邸内に官邸対策室を設置して、情報収集を行うとともに、台湾の駐日事務所や交流協会などに改めて申し入れを行ったという。藤村長官は「地道に両国間の関係の中で解決すべきという姿勢で冷静に対応したいと思います」とした。