中国富豪が最も好む物件

 財富品質研究院が発表した「中国豪邸報告」によると、中国富豪が最も好む不動産の価格帯は2000万元〜5000万元(2億4000万円〜6億円)だった。調査を受けた富豪のうち、67%が海外の物件を購入したいと考えており、何かしらの情報収集をしていた。このうち、51%が子供の教育のためを考えていた。

 報告書によると、国内の不動産調整政策などの影響で、中国富豪たちの海外物件への投資が加熱している。一方で、国内の高級物件対しては慎重な人が多い。国内に関しては、別荘などが将来的な投資の重点になるとみられている。このため、観光地などの動向が今後注目される。

 調査を行ったのは中国29都市に住む、340人の豪邸を持つ富豪で資産総額は1000万元以上(1億2000万円)。このうち1億元(12億円)以上の人が86人と25%を占めた。年齢は25歳から65歳。73%が2台以上自動車を所有しており、多くが芸術品などの収集を趣味としていた。

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