米アップルは28日、iPhone5に搭載された地図で誤表示が多く欠陥例が多く寄せられた件で、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が「先週提供を開始した新しいマップは、自分たちに課したその基準に達することができませんでした」と謝罪した。
iPhone5ではアップルは独自の地図機能を開発。同社によると、iOSの最初のバージョンをリリースした時から、ルート案内、音声の統合、Flyover、ベクターベースの地図機能を持つマップを開発しようと考えるようになったという。そのため、新しいバージョンのマップを一から作る必要があったという。
アップルの新しいマップを利用するiOSの数はすでに1億台を超えている。しかし、わずか一週間あまりで約5億にのぼったといい、現在は改良を進めているという。
だが、その改良に取り組んでいる間に「皆様にはApp Storeから地図マピオン、地図 Yahoo!ロコなどの地図アプリケーションをダウンロードしていただけます。Googleマップのウェブサイトにアクセスして、そのアイコンをホーム画面に作成し、マップを使うこともできます」と他者のサービス利用を勧めた。