F1の「皇帝」ミハエル・シューマッハ選手が4日、F1の引退を正式に発表した。
最多優勝91回、Wチャンピオン獲得7度など主要記録を保持し、2006年に1度引退したが、2010年から再び現役に復帰していた皇帝。しかし「モチベーションとエネルギーを持ち続けられないことに、ここ数カ月の間にわかった」として、引退を決断するにいたった。
また、視力の衰えについても触れているように、復帰後の優勝はなく、今年はリタイアも多くヨーロッパGPの3位が最高位だった。
シューマッハ氏は「私は自分のF1キャリアを誇りに思うことができる。カムバックを後悔したことはないし、そこでまた多くのことを学んだ。また、ダイムラー、メルセデス·ベンツに感謝したい。長年にわたって、すべての友人、パートナーに感謝したい。また、いつも私の後ろで支えてくれた家族に感謝する」と語った。
サンデータイムズが発表したスポーツ選手の総資産額で、シューマッハ氏はゴルフのタイガー・ウッズ選手に次ぐ8億2300万ドル(約660億円)で2位だった。
M・シューマッハ氏の引退メッセージ