国のチョコレートの消費量と、ノーベル賞受賞者数の間には相関関係がある。つまり、消費量が多いほど受賞者を出す、との研究結果が医学専門誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンで発表された。
元々、チョコに含まれる成分であるフラボノイドが、認知記憶能力を向上させるとされるが、米国の医師であるフランツ・メッサーリ氏が、それを基にして今回の研究結果を導き出した。
研究は世界22カ国のチョコレート摂取量と、受賞者数を調べた。すると結果は、スイス、デンマーク、スウェーデン、オーストリア、ノルウェーなどが高い値となり、北欧諸国が多くなった。
研究結果の考察としては、ある程度の相関関係は認められるものの、受賞者個別のチョコレート摂取量がわからないために、どこまで効果的か不明であるということ。
さらには、富める国の消費量が増えるのは必然的であり、今後の国別の摂取量が変化していけば、結果は違うものになる可能性もありうるだろう。