関電1167億円の純損失、電気料金値上げ申請も

　関西電力が29日発表した12年9月中間決算で、純利益は1167億8500万円の赤字と過去最悪となった。合わせて、「電気料金改定の検討について」と題して、電気料金値上げについて具体的な検討を行い始めたことも明らかにした。

　同社は、大飯原発（福井県おおい町）の3、4号機は再稼働しているものの、ほかの原子炉の運転再開見通しがは立っておらず、火力燃料にかかる費用負担大幅に増している。そのため、検討を開始したという。

　ただ、聖域を設けずに徹底した経営合理化を図ることも同時に推進していくという。