英メディア大手ピアソンは、フィナンシャル・タイムズを売却することで検討に入ったことが、ブルームバーグの報道で7日明らかになった。
ピアソンは同紙を最大10億ポンド(約1300億円)で売却することを目指しているといい、 ブルームバーグ、ニューズコーポレーションなどが交渉相手としては考えられるという。
同社は世界最大の教育事業者であり、教育事業のピアソン、出版事業のペンギン、メディアのFT、エコノミストが事業ポートフォリオの柱となっている。
ただし、利益の約8割を教育事業で稼ぎ出しており、FTなどメディア部門は10%に満たない。また、地域では約7割が北米ということもあり、今後の会社の成長性には関係が薄いと見られる。