日本直販の「総通」が民事再生法の適用を申請

 テレビショッピングの日本通販で知られる「総通」が9日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し、同地裁から保全命令を受けたことが、帝国データバンクの調べでわかった。負債総額は約174億円。

 1961年(昭和36年)に通信教育「東洋ペン学会」として創業、72年に「総合通信教育センター」となり、85年に現在の形となった。

 主に昼のテレビ番組の通信販売で幅広くリーチし、95年9月期は売上高525億円となっていた。競争の激化や、さらにはデリバティブ取引などによる損失から経営は低迷した。粉飾決算も明るみに出ていた。

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