中国共産党総書記となった習近平氏。妻は国民的歌手の彭麗媛さんだが、妻の人気がありすぎて、本人はあまり取り上げられる機会がなかったほどだ。
習氏の父は「太子党」で国務院副首相を務めた習仲勲氏。名門の清華大を卒業し、父の影響もあり政治の道へ入った。07年からはで共産党の常務委員となっていた。
地方勤務時代の福建省に赴任中に、彭麗媛さんと出会う。離婚歴のある地方組織の役員と、すでに大スターとなっていた麗媛さんとは釣り合わなかったため、当時は格差婚だった。
妻は、日本でいうNHK紅白歌合戦に相当する大晦日の音楽番組でも、毎年のように大トリを務めるなど、夫よりも常に目立ってきた。
しかし、習氏もその後は上海閥とも良好な関係を築き、党の要職となり、李克強氏との熾烈な総書記争いを制した。
総書記の妻がこれほど注目を集めたことも歴史上なく、今後も夫以上に注目されるだろう。
彭麗媛(ほう れいえん)さん(CCTVより)