亀井静香氏が新党結成で「(原発は)危険な技」

 亀井静香前国民新党代表が19日、民主党を離党した山田正彦元農林水産相らとともに、新党
「反TPP・脱原発・消費税増税凍結を実現する党」を結成した。

 記者会見の中で亀井氏はTPPについて「何で(米国の)奴隷のごとく従わなくてはならんのですか」と持論を展開。また、東電の原子力発電事業、福島第一原発事故について「あんな放射能を使ってエネルギーを調達するという危険な技を使っている。事故の後、東電から官邸にきちっとした情報があがってきましたか」と批判した。

 党の綱領では、新自由主義との決別をはっきりと宣言し、日本維新の会、みんなの党などとは違う第3極を形成したい考え。

 他の第3極を作る動きについては「数を増やせばいいというだけ。こういう現象はまさに政治不信で、組み合わせごっこをやっている」と批判し、政策による戦いを展開していくという。

 亀井氏は当初、日本維新の会の代表となった石原慎太郎前東京都知事との新党構想を模索していたが決裂。違う路線で新党を結成することになった。決裂の理由については「いかに長い付き合いの友人でも政策抜きでは政治はできない」と語った。

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