第一世代は億万長者、第二世代はローン地獄

 中国で一人っ子政策以降に生まれた第一世代は「80後」と呼ばれ、それまでの世代と全く違う好みやライフスタイルをもつ世代として、様々な意味で注目を集めてきた。これまで80後と言えば、一人っ子で両親と双方の祖父母から可愛がられ、何不自由なく育ってきた世代というイメージで見られる事が多かったが、今は大きな壁に直面している人が多い。

 70年代生までは、家を買うにも不動産価格はそれほど高くなかったし、ローンの返済が終われば、劇的に上がっていく不動産価値のお陰で、大金持ちになった人も少なくない。

 逆に今、もっとも悲鳴をあげているのが80後の世代だ。近年では不動産価格が年収の15倍以上。「中国ネット」が伝えたところによると、そうした彼らの多くが収入のおよそ70%を住宅ローンにあてている。中国メディアの間では、ローン地獄に苦しむ人のことを「房奴」と呼び盛んに取り上げているが、今「房奴」は80後に集中していると言える。

 こうした「房奴」な80後を見ている90後の女性たちは、まだ20代から10代だというのに、「裕福な男性と結婚して安定した生活を送りたい」と早くも婚活に忙しいのだ。


「80後」世代のスーパーモデル、スイ・ヒーさん

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