中国では、大富豪とのお見合いパーティーが北京や上海、広州など各地で開催され、その度に話題を集めている。こうしたお見合いパーティーの開催は多くの人の関心を集めてきたが、特に“10段階の審査をクリアーしなくてはいけない”とか“処女であること”などその過激な選抜条件も話題の的となっていた。ところが、最近メディアの間ではこうしたパーティーは単なる宣伝目的のやらせではないか?という意見も出てきている。
金儲けの手段か?
先日行われたパーティーは全国11カ所で開催され、合わせて6万人の女子たちが応募したという。男性富豪の情報はないが、南京で行われた選抜パーティーには177人の美女が参加したが、選ばれたのはたったの一人。主催者によるとクラブのVIP会員の会費は120万元(約1600万円)だということだ。
例えば人民ネットは以下のような理由で、富豪のお見合いパーティーがでっち上げだとしている。まず、巨万の富を築いた富豪はかなりの運と能力のある人であり、人脈も普通の人以上にある。女性と知り合う機会も多いから、わざわざお見合いをしなくても、伴侶を見つけられるはず。
第二に、女性が応募する動機は“金”であり、いくら高学歴で若く美しくても、富成熟した男性である富豪はこうした女性を妻にするかどうか疑問だということ。また実際に中国全土から、数万の女性が応募したと宣伝しているが、多くの人が、これがやらせだと分かっているし、こうしたやらせ劇のエキストラとしてわざわざ参加するはずがないという。
最後にこれらは単に、宣伝によって多くの金持ち男性に会費を納めさせようとする金儲けの手段以外のなにものでもないのだ、としている。