日経平均は23円安、電力が安い

 11日の東京株式市場は続落し、日経平均株価は前日比23.15円安の9510.60円で取引が始まった。東証株価指数(TOPIX)は、同1.46ポイント安の787.02で始まっている。

 前日の米国株式市場は上昇し、NYダウ平均は14ドル高、ナスダックは8ポイント高となった。「財政の崖」問題をめぐって、オバマ大統領と共和党のボイナー下院議長が会談を行い、進展があったとの観測が広まったため。11日からはFOMC(連邦公開市場委員会)が予定されている。そのため、大きな商いにはつながっていない。

 東京市場は売られて始まったが、現在は下げ幅を縮めている。敦賀原発2号機の下に活断層の存在可能性が確認されたこともあり、今後の原発立地政策や、再稼働に大きな影響を与える懸念があることから、東電、関電など電力株は売られた。

 また、マザーズ市場にはenish、UMNファーマの2社が新規株式上場を果たし、ともに公開価格を上回る買い気配でスタートしている。

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