世界の株式市場ベスト&ワースト2012


チャベス大統領
 2012年、日本は前政権が解散宣言してからというもの、東京株式市場も大きく動いて上昇した。一方で、海外に目を向ければ、日本以上に大きく動いていたところも多い。ベスト&ワーストをまとめてみた。

 1位はベネズエラで、同国の時価総額上位15銘柄の加重平均した指数であるIBC指数は302.8%となった。同国は元々インフレ率が20%近いということもある上に、秋には大統領選挙が行われたために、意識的なものもあるだろう。

 ただし現在は、チャベス大統領がガンの手術を受けており、その後の容体が一進一退でもあるとされる。さらに新たな感染症も発症しているともされ、微妙な状況は続いているようだ。独裁的な色合いが強い国だけに、大統領次第でもあり、株価は上下どちらにでも大きく動く可能性がある。

1 ベネズエラ  302.8%
2 トルコ    53.3%
3 エジプト   49.6%
4 パキスタン  49.3%
5 ケニア    39.3% 

 一方でワーストは、キプロスで2010年あたりから失業率も増加し、また、財務状況も改善が進んでいない。ロシアからの優遇税制地域からも除外されたとの情報もあり、海外からの資金流入も止まっているような状況だ。残りの4つもリーマンショックを境に、下落が続く。

1 キプロス   -60.7%
2 ウクライナ  -41.5%
3 モンゴル   -18.8%
4 バングラデシュ-15.5%
5 カザフスタン -12.9%

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