「2013年度の黒字化」東電トップが福島から訓示

 東京電力は4日、今年1月1日に設立された福島復興本社から、下河辺和彦会長、廣瀬直己社長が年頭のあいさつを行った。

 下河辺会長は「新しい東電に生まれ変わるかどうかは、福島の地でのみなさんの活動にかかっており、この1年が正念場であります。社員一同、心を一つに福島復興のために頑張りましょう」と訓示した。

 復興本社は福島県楢葉町のJヴィレッジ内に設立された組織で、賠償や復興の業務を迅速化するために設立された。社員4000人規模の体制となっている。

 下河辺会長によると、全社員がローテーションで福島県内での復興支援事業に加わることになるという。

 廣瀬直己社長は「2013年度の黒字化達成は待ったなしの使命だ。ギリギリの線までコストカットを進めていく」と述べた。

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