優遇税制切れ見越し、駆け込み不動産売却


ハワード・マークス氏
 米著名投資運用会社オークツリーキャピタルの創業者ハワード・マークス氏が保有するカリフォルニア州の豪邸を7500万ドル(約65億円)で、ロシアの大富豪カップルに売却していたことが8日わかった。購入者の情報は明らかにされていない。優遇税制が改正されることを受けての売却ではないかと見られる。

 WSJが伝えたもので、マリブ海に面する豪邸で土地の面積は9.5エーカーで、周辺の豪邸よりもひときわ際立つ物件だという。

 ブローカーのサイトなどによれば、買値は5000万ドル~5250万ドル(約46億円)だとされている。そのため約20億円程度の売却益が発生することになる。

 ただし、財政の崖が回避されたことにより、各種の優遇税制が打ち切られることもあり、昨年の12月に駆け込みで売却したのではないかと見られる。

 今後も同様のケースが数多く判明することだろう。

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