70歳以上のオーナー社長の会社は業績が停滞傾向に

 帝国データバンクが発表した「全国オーナー企業分析」の調査結果で、65歳以上のオーナー社長の半数が後継者不在で、70歳以上の場合には業績が停滞する傾向にあることがわかった。

 調査によると、約18万社のうち、68.8%が後継者不在。特に65歳を超えるオーナー社長では、約半数に上る48.7%が後継者問題を抱えている。

 2011年度業績が判明しているオーナー企業のうち、増収増益となった企業は約6万社。だが、オーナー社長が70歳を超える企業からは、増収増益の発生率が低下しているという。経営を活性化させるためにも事業継承は必要だとも言うことができそうだ。

 中には、キャッシュリッチオーナー企業も約8300社見られた。また、業歴100年を超える長寿オーナー企業は6810社(構成比1.9%)で、2013年に周年記念を迎えるオーナー企業は3万4813社にも上った。

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