東電トップ訓示「世界最大の公害企業の手先」と呼ばれた

 東京電力は11日、本社と福島復興本社で社員が1分間の黙とうを行った。午後2時46分という2年前に東日本大震災が起きた時刻に行った。

 福島復興本社から、廣瀬直己社長と、石崎芳行復興本社社長(副社長)が訓示した。石崎氏は、現職に就任以来、県内各地を回ってきたが、過去にお世話になって人にも「あなた方は
世界最大の公害企業の手先だと言われたことが深く心に刺さっています。その言葉を聞いた時に、残りの人生は福島のみなさまのために、と決めてまいりました」と述べた。

 被害賠償も進まないでいるが、その一方で「東京電力さん、お金で解決できると思っていませんか、とも言われました。しかし、お金だけでは解決できることはありません。誠意を福島のみなさんに見せたい」と述べた。

 また、郡山の財界から、、東電はなぜつぶさないのかとの質問を受けたというが「福島の復興のために全力を注ぐということを、他の誰ができますか。東電しかできません。私どもはその責任から逃れるつもりはありませんと答えました」と述べた。

 できる限り社員全員に福島に一度は来るように呼び掛けた。

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