安倍首相がTPP交渉参加を正式表明

 安倍晋三首相は15日の会見で、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の交渉に参加することを明らかにした。

 日本は自民党はコメなど5品目で関税撤廃をしない方針で臨む。ただ、米国などを中心に参加国はすでに交渉を始めてから2年が経過しており、日本の交渉力が試されることにもなる。

 安倍首相は「後から入っていって、蒸し返すことは難しいのは十分承知の上。しかし、まだ関税は議論されていないし、これから決まることもある。ここで参加しないと事実上あきらめることになる」と、ギリギリのタイミングであることを説明した。

 さらに「日本の主権は守り、交渉を通じて、国益をふまえて最善の道を実現していく」と述べた。

 現在までの政府の試算では、TPP参加で農業の生産額が3兆円減少するとされている。しかし、その一方で、全体では実質国内総生産(GDP)を3.2兆円押し上げる、ともされている。

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