元五輪候補で「原油取引の神」が今年16%のリターン

 水泳の元フランス五輪候補で、天才コモデイティトレーダーのピエール・アンドュランド氏の運用会社「アンドュランド・キャピタル」の2、3月のリターンが年利16%になったことが11日、ブルームバーグの報道でわかった。

 ピエール氏は、ゴールドマンサックスでは、原油取引のトップトレーダーとして活躍。2007年に自ら起こしたブルーゴールドキャピタルマネジメントで、08年209%、09年55%、10年13%という驚異的なリターンをマークしてきた。12年に償還して、現在の運用会社を新たに起こした。

 ブルームバーグによると、2億ドル規模のファンドで、WTIと北海ブレントの価格差が縮小することを的確に予測し、大きな利益をあげたという。

 アンドュランド氏はかつて、WTIの原油価格が1バレル=100ドルになる、と世界で最初に予測した投資家の一人としても業界では恐れられている。

社には、ロンドン五輪水泳金メダリストのクレメント・ルフェール選手も入っている。


ピエール・アンドュランド氏

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