リターン1万倍、海運王の相続人が152億円で島を売却

 ギリシャで最も有名とされるプライベートアイランドの「スコルピオス」が、ロシアの大富豪に1億5300万ドル(約152億円)で売却されたと、米CNNが11日伝えた。買い主の名前は、ロシア人という以外は公表されていないという。

 島の元々の持ち主は、ギリシャの海運王アリストテレス・オナシスのただ一人の子孫である、アシーナさん。自動的に資産として相続していた。

 この島の歴史として、1962年にオナシスが購入した時は価格はわず1万5000ドル(約149万円)。そして、1968年に、米ケネディ大統領夫人だったジャクリーンさんと挙式を行ったが、結果的に、このイベントのおかげで世界中で有名となった。それが、島の価値を高めた模様だ。実に買値の1万200倍のリターンとなった。

 アシーナさんは今年に入ってから、カタール王室との間で売却の話し合いを行い、締結寸前までいったものの、実際に取引は行われることはなかっという。


アシーナ・オナシスさん(中央)

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