ディッシュがソフトバンクからスプリントを強奪へ

 ソフトバンクによる米通信大手スプリント・ネクステル買収で、米衛星放送サービス大手ディッシュ・ネットワークが突如として、スプリント社に対して255億ドルの買収提案を行ったことが14日、わかった。この条件はソフトバンクを上回るもので、同社は危機にさらされることになる。

 ディッシュは、ソフトバンクが締結している条件200億ドルから、13%のプレミアムを上乗せした条件を提示したという。1株あたり4.76ドルのところを、1株=7ドル。173億ドルを現金で、残りを株式で支払うという。

 チャーリー・アーゲンCEOは「われわれの提案はソフトバンクを上回るもので、ソフトバンクより(スプリントの)にとって良い提案になるだろう」と述べた。

 また、ディッシュこそ優れたパートナーになれると主張している。ディッシュは通信事業拡大に色気を見せており、買収先を探していた。

 これによって、ソフトバンクは事業戦略の見直しを迫られる可能性もある。

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