踏んだり蹴ったりのスティールパートナーズ代表

 米投資ファンドのスティール・パートナーズ代表のウォーレン・リヒテンシュタイン氏が、以前に交際していた女性から追加の養育費を求めて、NY連邦地裁に提訴されていたことが25日わかった。

 ブルームバーグによると、リヒテンシュタイン氏は、以前に交際していた女性と子供に月額4万ドルの養育費を支払っているというが、女性がさらなる養育費を支払うよう主張しているのだという。

 この女性とは、元HSBC議長、ヴォーダフォン社長のジョン・ボンド氏の娘で、登山家としてエベレスト登頂も成し遂げた社会活動家のアナベル・ボンド氏だ。「セレブ登山家」などとしてよくメディアに取り上げられている。

 リヒテンシュタイン氏側は「彼女は贅沢な暮しをしすぎ」と反論している。

 リヒテンシュタイン氏と言えば、かつては日本の株式市場で恐れられ、ソトー、ブルドックソースなどと激しい戦いを繰り広げた。だが、サッポロHDとのプロキシーファイトは長期戦に突入し、ラチが開かない間に、リーマンショックで撤退することになってしまった。

 また、2009年5月には、飲酒運転を起こし、アスペンビット郡交通刑務所に身柄を取られたこともあった。

 公私ともに冴えないリヒテンシュタイン氏だが、それを尻目に活況の日本市場をどのように見ているのだろうか。


アナベル・ボノド氏

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