福島のがれき処理計画が難航し見直しへ(環境省)

 環境省は7日、東日本大震災で福島県内で発生したがれきの処理について、来年3月いっぱいでの広域処理計画の行程は難しいと判断したことを発表した。

 東北全域で処理が必要ながれきは2981万トン。現状の進捗状況は災害廃棄物が岩手県49%、宮城県65%、福島県40%で、3県平均で58%となっている。また、津波堆積物が、岩手県15%、宮城県43%、福島県2%、3県平均32%となった。

 全体的に福島県の進捗具合が最も遅く、今後は、国の直轄処理、代行処理の加速化を図り、今年の夏頃をメドに全体の処理見通しを明らかにする、としている。

 原因としては、福島県沿岸部については、仮設焼却炉の設置について整備が進んでいないことだという。

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