5億円トレーダーから懲役4年の転落人生（石田高聖被告）

　デイトレで40万円から5億円に。

　かつては時代の寵児として活躍した億トレーダーの石田高聖被告。知人女性（当時17）に暴行したとして、強姦の罪に問われた石田被告の控訴審の判決が28日、東京高裁（大島隆明裁判長）で行われ、控訴が棄却された。一審判決は4年だった。上告しなければこのまま刑が確定する。

　一審の判決によると、石田被告は平成24年4月5日午後1時58分ごろ、インディーズアイドルのＡさん（当時17歳）のプロデュース業務として、東京・渋谷のラブホテルで撮影を行う際に、Ａさんに無理やり暴行を加えた。

　Ａさんは、暴行される前後に助けを求めるために、メールを交際している男性に送信したり
、また、電話が通話状態のままにしていたため、男性と職場の上司がこの時の石田被告の乱暴な声や様子を聞いていたという。また、被害女性は、その日のうちに母親に付き添われて警察に被害届を出した。

　控訴審で大島裁判長は「主張に理由はなく有利な情状もない。原判決は妥当」などとして、石田被告の控訴を棄却した。被告は現時点では110日間、拘留されている。

　茶髪にロン毛というこれまでのデイトレーダー像を覆し、ＴＶ、雑誌、ラジオと引っ張りだこだった石田被告。華々しい成功から、これだけの転落を見せたデイトレーダーは珍しい。

　一体、どのような人物だったのか。