バークシャー株100万円から大富豪になった男

 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャーハサウェイ社の株価が堅調だが、同社株を30年以上保有し続けて新たにビリオネア(大富豪)の仲間入りを果たした個人投資家が現れた。


Stewart Horejsi氏
 ブルームバーグによると、70歳代の会社役員のStewart Horejsi氏で、1980年にバークシャー社のクラスA株40株を購入したのが始まりだという。この時の株価は1株=256ドルという、現在から考えれば破格のものだった。

 バフェット氏の名前は知る人ぞ知る存在とはなっていたものの、同社は70年代、経営難に陥ったこともあった。また後に部門を閉鎖する繊維産業も稼働させているなど、現在とは事情が大きくことなっていた。同社が保有する主力銘柄であるコカコーラは88年から買い始めることになる。

 Horejsi氏はその後も買い増していき株数は最大で5800株になっていた。そして、98年にその一部1500株を売却したという(現在も4300株を保有)。

 同社株はリーマンショック後の2009年から再浮上し、今年の年初は1株=139610ドルだったものが、9月19日の終値では175848ドルとなっている。1年間で資産は20%以上も上昇し、計算上では売却したものと合わせて11億ドル以上になる。

 これこそ、まさに長期投資の醍醐味だろう。

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