ザ・リッツ・カールトン大阪、やはりやっていた「誤表示」

 ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区梅田)は25日、ホテルで料理のメニューの誤表記を行っていたことが判明したと発表し、「本来あってはならないことで、お客様各位をはじめ、関係する皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳なく慎んでお詫び申し上げます」と謝罪した。


ザ・リッツ・カールトン大阪のHPの謝罪画面
 阪急阪神ホテルズ系列のレストランで実際のメニューとは違う食材が使われていた一連の問題で、同社のグループ会社である阪神ホテルシステムズ社が運営するホテルの一つであるリッツ大阪でも、同様の不祥事が起きていたことが判明した。

 産経新聞によると、フレッシュジュースを実際はパック詰めジュースを使用していたという。これらは、景品表示法に違反する。同紙に対して従業員が「明らかな偽装で許せなかった」と語っており、内部告発による発覚のようだ。

 背景には、東京だけでなく関西でも外資系ホテルの進出が相次いでおり、競争のためコスト削減を図ることが目的だと見られる。本来、名のある調理場では、食材を偽装してまで使う料理人がいるとは考えにくく、コストカットを最優先したい経営サイドとの間で軋轢が生じていた可能性がある。

 リッツ大阪の総支配人オリオル・モンタル氏は「当ホテルではこれらすべての問題点についてすでに正しい食材への変更やメニュー表記の訂正といった是正措置を講じるとともに、こういったことが二度と起きないよう、全従業員に対し、改めて教育指導の徹底を図っております。また、すでに詳細な原因究明および恒常的な再発防止策を策定致しました。本来あってはならないことで、お客様各位をはじめ、関係する皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳なく慎んでお詫び申し上げます」と謝罪した。

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