年収1000万円と400万円の当たり前すぎる差

 年収1000万円パーソンは、年収400万円パーソンよりも仕事をプライベートよりも大切と考え、さらにプライベートでもスキルアップのために何かを行っている割合が高いことが、ビジネス・ブレークスルー大学大学院が実施した「MBA診断」の結果で明らかになった。

 ビジネスパーソンのキャリアプランを考える指針とするために、HP上で「ビジネススキル」とキャリア構築に向けての「志向性」を診断できる「MBA診断」を昨年9月からスタートし、今年10月までに約2000人がアンケートに回答した。全回答数6294。集計時有効回答2065(男性1611人 女性454人)だった。



 仕事とプライベートのバランスに関する質問では、「仕事>プライベート」と回答したのは400万円未満では27%と少数なのに対し、1000万以上では45%と半数近くにのぼるという、ある種、想定どおりの結果となった。

 ところが、「仕事=プライベート」の回答は、1000万円以上でも42%にのぼり、4割以上が仕事以外の時間も大切にしていると言うことができる。

 また、別の設問では平均帰宅時間や平均睡眠時間も、400万円未満の人たちと約1時間程度しか変わらないことも明らかになっている。ビジネスで成果を出し、スキルアップのための努力をしながらプライベートも大切にしているという、限られた時間を有効に使うことができる人が年収も高くなっている。

 当然だが、「ビジネススキル診断テスト」で年収1000万円以上は52.7点に対して、400万円未満は32.2点で、ビジネススキルと年収が比例した。

 スキルアップのために努力していることについては、「特にない」という回答が年収400万未満の人の14.4%を占めたのに対し、1000万円以上では0.5%とほとんどいなかった。3個以上のスキルアップに取り組んでいる人は、1000万円以上では7割近くいるのに対し、400万円未満では4割以下という結果も出た。

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