資産240億円、今年IPOした30代社長の横顔

 今年は株式市場に53社が新規株株式上場(IPO)を果たしたが、そのうちの創業者が30代の企業は5社だった。社会全体が高齢化する中で、今年は60歳以上が創業者の企業のIPOも目立ったが、今後の日本を背負う30代社長の横顔と時価資産を見ておく。

◆30代 新規上場社長(会社名、創業者名、年齢、出身、出身大)
・オークファン 武永修一 35 神戸市 京大法
・フォトクリエイト 白砂晃 39 広島県 早大政経
・じげん 平尾丈 31 東京都 慶大環境情報
・アライドアーキテクツ 中村壮秀 36 東京都 慶大理工
・ダイキアクシス 大亀裕 33 ? ?
※敬称略

 アベノミクス相場で市場全体が底上げされていることもあるが、市場の期待も大きく、5社ともに上場初値が公開価格を上回った。特にオークファンは、約4倍となるなど、成長期待を織り込んだ。

          公開価格 初値
・オークファン   2600円 10480円
・フォトクリエイト 1670円 3775円
・じげん      600円  1750円
・アライドアーキテクツ 1700円 5600円
・ダイキアクシス  1300円 1351円

 これによって、創業者の株式資産は次のようになっている。
・武永修一 91万5000株 約23億円
・白砂晃  19万600株  約3億円
・平尾丈  1302万株  約240億円
・中村壮秀 181万7000株 約72億円
・大亀裕 117万9200株  約15億円


平尾丈氏(ツイッターより)
 時価(12月24日終値ベース)で資産が約240億円に膨らんだ、じげんの平尾氏は在学中に起業。すでに学生起業家として名をはせており、そのまま、リクルートに就職し、同社では史上最年少23歳でグループ子会社の取締役に就任したという武勇伝を持つ。31歳と若く、今後の期待も膨らむ。

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