福島第一原発作業員の半数が5ミリ以上の被ばく

 東京電力福島第一原子力発電所で、事故後の3年間働いた約3万人のうち約1万5000人が5ミリシーベルト以上の被ばくをしていたことが、朝日新聞の調べでわかった。50ミリ以上は1751人、100ミリ以上は173人となった。

 これは2011年3月から今年1月までの間、福島第一原発で働いた原発作業員約3万人が対象となる。

 国際放射線防護委員会によると、100ミリシーベルトあたり、生涯のがん死亡リスクが0.5%増加するとされる。また、緊急時の被ばく状況を、年間20~100ミリシーベルトとしている。

◆放射線防護の線量の基準
・平常時の被ばく限度 年間1ミリシーベルト
・事故発生時の初期の大きな被ばくを避けるための基準 
屋内避難 10ミリリーベルト
避難   50ミリシーベルト
・緊急時の状況    年間20~100ミリシーベルト

 電気事業連合会によると、放射能の全身被ばくの場合は7000ミリシーベルト以上浴びると、100%死亡するという。

◆全身被ばく
・500ミリ 末梢血中のリンパ球の減少
・1000ミリ 悪心、嘔吐
・3000ミリ 50%が死亡
・7000ミリ 100%が死亡

 国際放射線防護委員会によると、被ばく線量100ミリシーベルトあたり、生涯のがん死亡リスクが0.5%増加するとされる。また、緊急時の被ばく状況を、年間20~100ミリシーベルトとしている。

◆放射線防護の線量の基準
・平常時の被ばく限度 年間1ミリシーベルト
・事故発生時の初期の大きな被ばくを避けるための基準 
屋内避難 10ミリリーベルト
避難   50ミリシーベルト
・緊急時の状況    年間20~100ミリシーベルト

 核燃料取り出し以前に、汚染水の問題をクリアできておらず、作業員の数は足りない。福島第一原発では東電社員、下請け、孫請けなどの原発作業員が1日約3000人働ういている。年50ミリの被爆蓄積で原発作業の現場からは外されることになっている。

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