時速180キロのフェラーリの助手席に子供を乗せる

 フェラーリで道路を走行中に、法定速度を80キロ以上オーバーしていたとして速度違反でオーナーの男が検挙される事案が、カナダ・バンクーバーで起きた。男は181キロで走行し、フェラーリの助手席には子供を乗せていたことで大きな非難の声があがっている。


フェラーリF430
 現地のTV報道によると、男性は19日にバンクーバーの道路をフェラーリF430で、時速181キロで走行していたところを、地元の警察に速度超過で検挙された。地元では最近、速度超過事故で一家5人が亡くなる事故が起きたばかりということもあり、この父親に厳しい目が寄せられた。

 日本の警察庁の統計によると、運転の際は資格情報に9割に頼るといい、時速130キロで視野の角度はわずか30度しかないという。もちろん、制動距離、死亡事故率なども速度が上昇するほど急激に上がる。自動車事故対策機構の調査では、時速100キロで走った際のブレーキ停止距離は、トヨタのクラウンで40.8メートル(乾燥路面)だった。

 フェラーリはTPOが難しく、普段の買い物や子供の学校の送り迎えなどには使いにくい。車での子供の送り迎えを禁止する学校もあるほどだ。この場合は、フェラーリが悪いわけではなく、180キロ超も出る車に子供を乗せたという点で非難が集まっており、父親は罰金を支払った以上に、反省しているという。

 日本では、2012年にフェラーリで、新潟市内の公道を暴走した男(当時24)が逮捕され、今年3月に新潟地裁が、懲役5カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡している。この男は、法定速度60キロのところを時速157キロで走行しており、動画投稿サイトのユーチューブにその動画を投稿するなどしていた。

 また、インドでは、9歳の子供にフェラーリを運転させていた男が警察に捕まるという事案も起きている。これも動画投稿サイトへのアップから広まった。

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