「市場見通し180度転換」デビッド・テッパー

 米著名ヘッジファンド運用会社アパルーサ・マネジメントの創業者、デビッド・テッパー氏は、自身が以前に発言した市場に対しての懸念について、「すでに和らいだ」と見方を変えた。CNBCに5日、電話出演で述べた。


デビッド・テッパー氏
 5月にラスベガスで行われた投資家カンファレンスのSALTでは、あまり楽観的になることは危険であるとの市場の先行きを懸念した発言を行っていた。経済成長の見通しが描きにくいことや金融緩和の終息などを材料として挙げていた。

 今後の戦略として6カ月で、今の株式保有割合を6割程度に減少させることも明かしていた。

 テッパー氏は、業界の報酬ランキングでは過去5年で3度の1位に輝いている、現代では最高のヘッジファンドマネージャーの一人。昨年の報酬は35億ドル(約3500億円)だった。2014年第1四半期の保有株の上位銘柄は次のようになっている。

SPDR S&P500ETFトラスト 600万株 11億ドル
(コール)
SPDR S&P500ETFトラスト 481万株 9億ドル

パワーシェアズQqqトラスト    930万株 8億ドル

グーグル              44万株  4.9億ドル

シティグループ           1007万株 4.7億ドル
※SECの提出書類より

 他にアメリカンエアラインズ、グッドイヤーなども保有。グーグルは保有割合を増やしている。

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