イタリア高級ブランドのグッチ(GUCCI)の創業ファミリーをつぶした悪妻、パトリツィア・レッジアーノ受刑者が間もなく刑期を終えることになり、「また、グッチ家に戻りたい」という意向を持っていることがわかった。VOGUEの取材に応じたもの。
昨年のミラノコレクション秋/冬でのグッチ
「また、グッチ家に戻りたい。世界中でジュエリーやブランドを買うために飛び回りたい」などと語っている。
グッチ家3代目にあたるマウリツィオの妻の座へ。兄弟をうまく争うように仕向けて、自らは株式の過半数を取得して経営の実権を握った。そして、邪魔になったマウリツィオを殺し屋に射殺を依頼するなどし、一家をズタズタに引き裂いた。グッチ家は、その後は投資会社に売却を呼びなくされ、それ以降は経営にタッチしていない。
パトリツィア受刑者は、刑期が早まることに対して嫌がっており、2011年10月には、デイリーメールの取材に、働きたくないとの理由を明らかにしていた。パトリツィアの名言に次のような言葉がある。
「幸せはお金では買えないけど、お金はある方がずっといい。自転車に乗って幸せでいるより、ロールスロイスの中で泣いてる方がまし」
出所後にロールスルイスに乗ることができるかどうか保証はない。グッチ家は自分自身でつぶしてしまった。自転車に乗るしかないだろう。