フェラーリ過去最高の落札額の前評判、8月オークション

 「フェラーリ275GTB/C」が、米RMオークションズの8月開催のオークションに出品される予定となっているが、早くもフェラーリでは過去最高の落札額になるとの前評判が出ている。


フェラーリ275GTB(主催者HPより)
 1964年~65年にかけて3台の生産台数だった。ル・マン24でフォードGT40に対抗して造られたマシンだ。65年のルマンに出場し3位に入賞したが、その後はレースへの出走はなく、いくつかのオーナーの間を渡り歩いてきた。

 主催者は「コレクターのピラミッドの最高地点に立つ選ばれた少数のモーターカーであり、愛好家の間に衝撃を与えるに十分なものです。またレアで、最も重要な車であることは議論の余地がありません」と評している。

 昨年8月に2750万ドルで落札された275GTB(以下の表参照)が一つの指標となっているようだが、これを超えるのを確実視する報道が多い。果たして、史上最高額までいくかどうか。

 ◆最近の主なフェラーリの高額落札例
車種             落札額    落札月
250テスタロッサ(1957年型) 3980万ドル  14年2月
250GTO(1963年型)    5200万ドル  13年10月
275GTB(1967年型)    2750万ドル  13年8月
375-Plus(1954年型)  1820万ドル  14年7月

 主催者によると、所有者歴は次のようになっているという。

1969年 アレッサンドロ・グレゴリ グレーの塗料の上に銀の帯が塗られていた。

 ?  ミシェル・ポブルフスキー 赤に塗りかえる。

1997年 ブランドン・ワン 完全にレストア ボディはツートンシルバーに。

1998年 別のオーナーの手に 2002年までLAで展示された。

2005年 別のオーナーの手に。

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