1億円駐車場がNYに登場

 昨年から地価が上昇しているニューヨーク中心部で、ついに駐車場スペースに100万ドル(約1億円)の価格がつくことになった。


 NYタイムズによると、立地はNYマンハッタンのソーホー地区の42クロスビーストリート。この駐車場の今までの状態はいわゆる「青空駐車場」だが、この先、高級コンドミニアムが建設される。その駐車場の権利を1件あたり1億円で販売することになったという。1億円の駐車スペースは全部で10件だという。

 一昨年に、同じくニューヨークで分譲価格100万ドル駐車場が登場し話題になったこともある。こちらは、戦前から建つ古いビルでリフト式の駐車場、場所はニューヨークの66E11STにある。

 また、英ロンドンのバジルストリートのナイツブリッジにも有名な駐車場があり、ここは分譲ではなく、駐車料金が年間約32万ドル(約3200万円)という超高額なものだ。しかも、青空駐車場という条件の悪さだ。

 今回NYに誕生する駐車場は、マンションの住人を対象としたものであり、条件の良いものとなりそう。NY中心街の昨年の平均地価上昇は10.4%(ナイトフランク調べ)しており、今年に入ってからも下げる気配はなく、これは極端な例ではあるが今後も駐車場価格は高騰していくことになりそうだ。


正面が建設予定地(グーグルストリートビューより)

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