東大教養学部のレポートで75%がネットからパクり

 東大教養学部は、平成26年度冬楽器の期末の課題として提出されたレポートの約75%が、インターネット上に公開されている文章からの写しであることが判明したと、発表した。公式サイト内部の在学生向けのページで「期末レポートにおける不正行為について」と題して「学問倫理上許されないことが明らかです」と異例の注意を行っている。

 前期課程、後期課程ともに、成績評価に関わる試験やレポートで、不正行為が認められた場合には、その学期に履修した全科目の単位を向こうとする申し合わせを行っている。今回もこの申し合わせに基づいて、厳正な対処を行ったという。

 東大教養学部は「今回、こうした不正行為が発見されたことが大変遺憾なことです。今後はこのような事案が二度と起こらないよう、学生の皆さんは学問的倫理を十分に自覚して勉学に励んでください」としている。

 ここで言う無断で写すことは、盗用にあたり、海外の大学では退学処分となることもある。近年では国内でも、退学処分とまではいかないまでも、不正行為と認定し何らかの処分を科すなど厳しくなっている。

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