米宝飾品大手ティファニーが発表した2014年第4四半期(11~1月)の決算で、売上高は前年同期比1%減の12億8526万ドル(約1540億円)となった。5年ぶりの減少となった。純利益は1億9620万ドル(約230億円)で、1株当たり利益は1.51ドル。しかし、第1四半期の利益予想は、米ドル高と消費低迷を理由として、30%減と見込んでいる。
フレデリック・キャメナル社長は「ドル高によって外国人観光客に与える影響は大きく、また、世界経済の不確実性から課題に直面していることは明らか」と述べた。米国の高級小売品市場で大きな指標でもあるティファニーの5年ぶりの減収は、今後の米国経済の見通しにも影響を与えそうだ。
地域・国別の売上高の推移では、日本は昨年4月以降の消費税率アップ以降下落が続いているが、前年同期比マイナス13%となった。米国もドル高の影響が響き同マイナス1%となった。
世界 -1%
米国 -1%
アジア 4%
日本 -13%
欧州 0%
その他 12%