改装工事中のイタリアの「ピサの斜塔」が、高級ホテルに新規改装オープンする計画を位当局がまとめたことが明らかになったと、英テレグラフが4月1日に報道して衝撃を与えている。※閲覧注意
ピサの斜塔は600年以上前に、トスカーナ州のピサに建設された高さ地上55メートル、階段は297段ある建造物。傾いていることで世界中で知られるが、一時は5度以上あった傾きも改装工事が施されて現在は、3.99度の傾きに収まっている。
テレグラフの報道によると、「3.99 Degrees」という名前が付けられた計画は、5つ星ホテルに改装されるというものだ。自治体にとっては財政的な厳しさもあり、観光資源を最大限に生かす方法で、収益金を増加させることを考えた場合に、この方法がよりベターであると考えたようだ。
地方自治体も様々な財政削減や、収益増加を考えているが、こうした観光資源を生かす取り組みは今後も増加していくのだろうか。
このニュースをエイプリルフールネタだとはっきり明言した上で興味深いのが、各国政府や自治体が同じように財政難で苦しんでいるという現状があるからだ。こうした歴史的建造物が、仮にこうした与太話が現実になってもおかしくはないかもしれない、という点を突いている。
また、写真説明でも「ドバイの複数の投資会社に50年リースで貸している」というジョークもさりげなく展開されている。
読者からは「もしも、イギリス政府であれば、真剣に議論されたかもしれないね」などというコメントが寄せられている。