5つ星ホテルで煩い中国人は富裕層か?

 中国人観光客はうるさい、という評判が日本国内でも立っているが、高級ホテルでもうるさいという評判が立っている。富裕層でもうるさいということなのか?

 2014年の訪日外国人の数は過去最高の1341万4000人となった。対前年比で29.4%増だが、その中でも中国人観光客の数は240万9200人を数えるまでになった。200万人突破は初めてで、免税などが功を奏して、いわゆる「爆買い」という現象を起こしている。数字は日本政府観光局(JNTO)調べ。

 日本国内でも恩恵をうけた企業は数知れず、小売業やホテルなどの業種は大いに儲かった。だが、それも良い面と悪い面がある。

 香港紙サウス・チャイナ・モーニングポストの一部有料部分で、中国人観光客がなぜ海外でうるさがられるか、その要素が挙げられている。
 
1 トイレで水を流さない
2 交通法規を守らない
3 5つ星ホテルでも大声で騒ぐ
4 ポイ捨て、つば吐き
5 公共の場所で排便する
6 英語が不自由でコミュニケーションが難しい

 3番目に5つ星ホテルでも大声で騒ぐという要素がある。つまり、高級ホテルでもうるさいということだが、富裕層もうるさいのかという疑問が出てくる。

 しかし、日本在住の中国人富裕層は否定的だ。「中国人は一般的には、有名なスポットや、料金が高かったり、誰でもが入ることができないような高級な場所を好む見栄っ張りなんです。だから、写真を撮ったりして、見せびらかして自慢をしたいだけです。中国人でも富裕層が騒ぐということはありません」という。

 中国版ツイッターのウェイボーなどには、様々な高級スポットが載せられるそうだ。あるいは写真を見せびらかすということが日常、行われているという。5つ星ホテルでうるさくしている中国人とおぼわしき人物は、大体そういうものであるということだ。

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