英連続ドラマ「ダウントン・アビー 〜貴族とメイドと相続人〜」(Downton Abbey)の舞台にもなった、英ロンドン郊外の豪邸が395万円(約7億4000万円)で売りに出されている。現在のオーナーが10年以上前に購入した金額は約100万ポンド(約1億8700万円)で、ドラマの歴史的な大成功によって、実に4倍以上に価値が上昇していることになる。
「バイフリート・マナー」サヴィルズより
英不動産会社サヴィルズによると、この御屋敷は「Byfleet Manor」(バイフリート・マナー)といい、ロンドン中心部から20マイル、ヒースロー空港から15マイル離れた場所も立地する。この地は中世から王家の狩場になっていたそうだ。最初に建築されたのは1086年との記録が残っている。
その後は、何度かの取り壊し、再建を経て現在にいたっている。英国王エドワード王1世、2世の滞在記録もある。また、エリザベス女王の滞在も記録により確認されている。1617年に、デンマークのアン女王によって改築が行われ、現在の形はその時のものがベースとなっている。
19エーカーという広い土地に、6000平方フィートの延べ床面積で、8ベッドルーム、4レセプションルームを備えている。
女性実業家のジュリー・ハットン氏が10年以上前に、約100万ポンドで購入している。それが、募集している売値は395万ポンドなのだから、実際にこの指し値で売れるかどうかは別として、ドラマの大成功のおかげもあり、4倍以上に価値を上げたことになる。まさに、最高の売り時ということか。