プロサッカー、レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウド選手がネパールの大震災の被災者のためにNGO団体に700万ユーロ(約9億5000万円)の義捐金をおくったと報道されたが、このNGO団体はロナウド選手に感謝の言葉とともに、寄付についての報道を否定した。
クリスティアーノ・ロナウド選手
このNGO団体はセーブ・ザ・チルドレンで、ロナウド選手は国際大使を務めている。フランス誌が700万ユーロという大金を寄付した、と最初に報じたことで、世間には「さすが」との印象を与えたことだろう。
だが、スペイン時間の14日になり、同団体は公式サイト上で「ロナウド選手が声を発信したことで、ネパール地震で被災した子供たちのため、皆さんが考える機会を与えてくれました。ただし、寄付をしたという報道は誤りです」と、感謝とともに、報道を正式に否定するコメントを発表している。
8000人以上の死者、1万人以上の負傷者を出したネパールの大地震。今後は死者数が1万人を超える可能性もあるとされ、さらに余震も続いている。
自身は2004年のスマトラ沖大地震でも支援を行うなど篤志家でもある。4月28日に自身のフェースブック上で、「Help the children affected by supporting Save the Children’s relief efforts」と支援を呼び掛けている。ただ、具体的に寄付をするなどの金目のことはいっさい触れていない。
ロナウド選手の年収は8000万ドルでサッカー選手としては世界1位。