前回記事で「投資先としての町家」を紹介した。
実際に町家に泊まるとどうなのか、ゆかしメディア編集部がリポート!
目次
玄関
玄関を開け、中に入る。玄関のつくりは古い建物のままだが、隅にハンガーラックが備え付けられている。
鍵はオートロック、開錠はカードキー。セコムも入っている。
リビング
桜、タモ、栗などの木を用途に分けて使用しているとのことで、それらの木がいい香りを放つ。
スリッパはない。足下で感じるのが、木の温もりだ。ぜひとも靴下を脱いで、直接感じたい。
中央に位置する和室からは、庭が見える。
坪庭
部屋にはテレビもラジオもない。BOSEのスピーカーがあるだけだ。そのスピーカーも切れば、聞こえるのは坪庭の「蹲(つくばい)」から流れる水の音だけ。
建物は道路に面しているが、防音がしっかりしているため音は聞こえてこない。
風呂
設定さえすれば、自動で風呂が汲める。シャワーもついており、一般的な風呂と遜色ない使用が可能だ。湯船はかなり大きく、家族連れであれば何人かで楽々入れる。
高野槇の風呂につかりながら、ライトアップされた坪庭を眺める。静かな空間で、なんともラグジュアリーなひと時だ。
風呂に備え付けられているのは、京都ちどりやのスキン&ヘアケアセット。部屋の随所に、京都を感じさせるものたちが配置されている。
ベッド
ベッドはあとから置かれたものだが、畳の部屋になじんでいる。洗面所に大きなシャワールームもあり、一般的な住居と遜色ない。
ベッドに横たわると、町家の特徴である大きな梁が目に飛び込んでくる。
町家は、昔の庶民の家というイメージよりも実際は大きな空間だ。内部にはきちんと手が施され、古ぼけた感じや昔の建物ならではの小さくて使いづらい部分がほとんどない。
非日常を感じさせながらも、家にいるようなリラックスできる空間だ。
京都を初めて訪れる人も、何度も訪れ新しい京都を味わいたい人も、くつろげて満足を得られる空間だ。
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