ヘッジファンドをはじめ多くの金融商品の調査・情報提供を行うユーリカヘッジが、「ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックス」から、1月のヘッジファンドの運用成績を発表した。
1月のヘッジファンドインデックスは2.2%のプラス、過去3カ月のリターンは3.67%となる。2017年の成績は8.65%だった。
米MSCIが提供するMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは1月に3.84%のプラスを記録している。
ヘッジファンドの戦略ごとの成績を見てみると、北アメリカに特化したものは1.76%プラス、中国は7.82%(2017年は29.63%)、日本は1.4%(2017年は13.12%)となっている。
戦略別では、好調なものでCTA(3.54%)、ロング・ショート(2.37%)、マクロ(2.36%)などがある。
ただし、関係者はこの状況を楽観してはいない。最近のダウ平均株価の上下などにより、戦略によっては2月は損失が生じる可能性についても、同社は言及している。
ユーリカヘッジはシンガポールに拠点を置き、登録ファンド数は2万本を超え、特にアジアのヘッジファンドの情報に強みを持つ。「ユーリカヘッジ・ヘッジファンド・インデックス」は業界のベンチマークとして活用されている。
みずほコーポレート銀行が同社の株式を取得し、子会社化している。