2019年以降の投資戦略を考えるうえで重要な第2回資産運用EXPOが2019/1/24 (木)- 26 (土)と開催が迫っている。
会場は昨年同じ東京ビッグサイトで行われ、参加企業は60社増の190社と、名実ともに過去最大級の「投資商品」の総合展である。
2019年は投資、資産運用に関してどのような年になるか?
2018年は年初の強気相場は1か月で終了し、2月と10月の世界的な株価下落により、価格変動の大きい市場環境となった。金融緩和の縮小により、今までの熱くも寒くもなくちょうど良い、ゴルディロックス(適温)相場から、本物の投資家のみが生き残ることのできる本来の市場が戻ってきたともいえるかもしれない。
また仮想通貨市場では規制や情報開示の強化など、大きな混乱も生じたが、結果的に大手の参入により一般の人が投資を行える環境作りが行われた年といえそうだ。
しかしこの好景気もずっと続くとは限らない。単純な上昇相場なら何も考えずに投資をすればリターンが得られるが、そのような環境はごく短期間のことでありまれなことなのだ。東京オリンピック後の相場などを見据えた不動産の出口戦略を含め、様々な投資手法を比較検討するべき時が来ていると思われる。
単純な株や債券、不動産投資以外に、金や太陽光、仮想通貨にソーシャルレンディングなど様々な投資対象の特徴をしっかり捉え、適切な資産防衛をしていく必要がある。
積み立てNISAと国の方針
iDeCo、NISA,積み立てNISA等、近年国は政策的に国民に対して自立することを求めてきている。従来は、老後資産の運用は国や企業に任せて置き、国民はリスクを取らずにリターンのみを享受する状況が長く続いていた。
しかし少子高齢化が進むにつれて、国にも企業にもリスクを負う余力が失われ、必然的に国民への投資意欲の向上を推し進めている環境だ。
昨年末時点の主要証券会社10社のNISA口座の開設数は約540万口座で、実際の稼働口座は約330万口座である。全体のNISA口座数を見ても670万口座ということなので、生産年齢人口の7500万人の1/10にも届いていない。政府が笛を吹けどもまだ一般化はしていないのが実情だ。
これは今まで投資をしていなかった人たちが投資をできるようにするためにはハード面だけではなくソフト面の充実が必要ということだ。
必要なのは資産の垣根を越えて比較可能な場所
現在インターネット上はプロからアマチュアまで情報発信者が散乱しており、正しい情報を適切に選別するインフォメーションリテラシーが必要な時代だ。特に専門家に比べて断定や強い口調で説明する運用の素人の情報には注意が必要だが、専門家の情報発信が保守的すぎて魅力がないのも確かである。しかし、生のセミナーは別だ。コンプライアンスでがちがち固められて、本音を書きにくいインターネット上に比べて、生のセミナーでは専門家の生きた情報や本音の考え方に触れ合うことができるのが魅力だ。
2019年の投資戦略を決めるために様々な生の情報に一か所で触れることができるのは非常に貴重な展示会ではないだろうか。
また株や債券、国内不動産など伝統的な資産以外にも、外国株や不動産、ソーシャルレンディング等の情報も集まるのも非常に珍しいと思われる。
今年は当社のグループ会社であるヘッジファンドダイレクトもセミナー参加している。来場いただければ面白い話が聞けるはずだ。
資産運用EXPO、こんな人にメリットがある
日本最大級の資産運用の展示会だからこそ経験できることがある。
第2回資産運用EXPOは4つのフェアで構成されており、具体的な投資先を求める方から、そもそも資産運用について学びたい方まで、すべての方のニーズにこたえられるように開催されている。
〇金融資産フェア
〇不動産投資フェア
〇現物資産フェア
〇家計の見直しフェア
まずは家族で家計の見直しフェアに行くのもよいと思われるし、不動産投資フェアで、同じように不動産投資をしている仲間を見つけるのもよいだろう。
またまだ見ぬ新しい投資対象を探しに行くのも充実した時間になると思われる。
特別講演や資産運用セミナーに注目
運用の王道から最先端の運用方法まで、日本最大級の資産運用の展示会だからこそ特別講演や資産運用セミナーは選りすぐりの情報がいっぱい集まっている。
個別相談はちょっとという方も、セミナーだけでも充実した一日となるだろう。
マネーフォワードやお金のデザイン等注目のフィンテック企業から大学教授、老舗の金融機関、不動産会社、FPまで、ネットでは書けない、ここでしか聞けない生の情報に触れ合う貴重なチャンスだ。
招待券や事前登録なしで行くと、入場に5000円掛かってしまう。
まずは事前登録から始めるといいだろう。