資産運用で失敗する人は多い?
資産運用で失敗する人は多いです。資産運用したからと言って確実に資産を増やせる保証はなく、成功する人もいれば、当然ながら失敗する人も多く存在します。資産運用に失敗すると資産を減らしてしまい、それが原因でメンタルの状態が悪くなる人もいます。
資産運用に失敗する人には一定の傾向が見られ、大きく6つのパターンに分類されます。資産運用で失敗しないようにするためには、失敗のパターンを知っておき、失敗例を反面教師にすることが大切です。
この記事では、資産運用で失敗するパターンを紹介し、どうすれば失敗を防げるかを考察します。これから資産運用を始める人は、ぜひ最後までご覧ください。
資産運用で失敗する6つのパターン
ここからは、資産運用で失敗する6つのパターンを見ていきましょう。
・1つの投資先に集中投資する
・生活資金に手を出してしまう
・投資知識が全くない
・金融会社の営業マンが勧めたままに商品を購入する
・ハイリスクハイリターンの投資をする
運用目的を決めずに投資を始める
運用目的を決めずに投資を始めると、多くの場合で資産運用に失敗します。資産運用の目的を明確に決めておかないと投資戦略が立てられず、行きあたりばったりの運用になってしまいます。
運用目的を決めずに、ただ漠然とお金を増やしたいと考えると、FXや仮想通貨取引などのハイリスク・ハイリターンの投機に手を出して大損してしまうこともあります。運用目的を決めずに漠然と資産運用をする人は意外と多いので、注意するようにしましょう。
1つの投資先に集中投資する
1つの投資先に集中投資すると、資産運用に失敗しやすいです。特に全資産を賭けてFXや仮想通貨取引などのハイリスクハイリターンの投機をすると、損失が発生した場合は大損することがあります。また、株式投資で1つの銘柄だけに集中投資するのも大変危険です。
1つの投資先に集中投資すると、利益が発生した場合は資産を大きく増やせる反面、損失が発生すると損失はどんどん拡大します。特にレバレッジ取引や信用取引では追証が発生し、最悪の場合は借金を抱えることにもなりかねません。
生活資金に手を出してしまう
生活資金に手を出してしまうと、「こんなはずではなかった」と資産運用で失敗する原因になります。生活資金で資産運用すると、損失が発生した場合は生活費が不足してしまい生活が困窮します。消費者金融などでお金を借りてしまう原因にもなるので、生活資金での資産運用は大変危険です。
不動産投資などの流動性が低い方法で資産運用をする場合は、生活資金に手を出すのは絶対に避けましょう。流動性が低い金融商品は現金化に時間がかかり、現金が必要なときに手元に使えるお金がなくなってしまいます。
投資知識が全くない
投資知識が全くない状態で資産運用をすると、高い確率で失敗するでしょう。資産運用をするには、まずは投資対象の金融商品を選ぶことになります。しかし投資知識が全くないとどの金融商品を選べば良いのかがわからず、合理的な資産運用ができなくなってしまいます。
金融商品の中でも、例えば投資信託では、プロのファンドマネージャーが運用を代行してくれます。
しかし、銘柄を選ぶ際には最低限の投資の知識は必要です。プロに運用を任せる場合も投資は自己責任なので、損失が発生した場合は他の人に責任を押し付けることはできません。
金融会社の営業マンが勧めたままに商品を購入する
金融会社の営業マンが勧めたままに商品を購入すると、資産運用に失敗してしまうことがあります。金融会社の営業マンは自社の利益を最優先に考えることがあり、自社の取り分となる手数料が高い金融商品を勧めることがあります。
特にノルマ至上主義の金融会社の場合は、顧客が損をするリスクを顧みずに、自社が売りたい金融商品を強引に勧めることもあります。金融会社の営業マンの言葉を鵜呑みにするのは危険であり、勧められた商品の良し悪しを第三者に相談するようにしましょう。
日経WOMANでも、銀行マンが売りたい商品を購入したことで損をしてしまった方の事例が紹介されています。
「親も代々〇△銀行にお世話になっていましたので、〇△銀行がすすめる商品で損をするなんて思いもしませんでした」と良子さんは振り返ります。
もちろん親切な銀行マンもたくさんいますが、私が見たところ、少なくとも良子さんの持っている商品からは、「銀行が売りたい商品を売った」という印象を受けました。
ハイリスクハイリターンの投資をする
FXや仮想通貨などハイリスクハイリターンの投資をすると、資産運用に大きく失敗してしまうことがあります。ハイリスクハイリターンの投資は大きな利益を狙えますが、それと同時に大きな損失が発生するリスクを抱えています。
例えば、FXは最大25倍のレバレッジ取引が可能ですが、レバレッジ取引は実質的には借金で投資するのと同じです。仮想通貨は信用性が低く、取引所が閉鎖されると投資したお金が戻ってこなくなることがあります。
また、利回りが高いの資産運用がどれか知りたい方は「資産運用の利回りの定義や、年利が高い投資商品5選を紹介!」をご覧ください。
資産運用で失敗しないための方法
それでは次に、資産運用で失敗しないための方法を見ていきましょう。資産運用で失敗する6つのパターンを知ったうえで、次の方法で対処すると失敗を防げることがあります。
・長期・分散・積立を心がける
・投資に回す余剰資金を決めておく
・自分でも投資知識の勉強を怠らない
・仕組みが理解できない金融商品は購入しない
・リスクが高い商品は慎重に検討する
あらかじめ運用目的を決めておく
資産運用で失敗しないようにするには、あらかじめ運用目的を決めておくことが大切です。運用目的が明確だと、目的を実現するための投資戦略が立案でき、投資戦略に則った合理的な資産運用ができるようになります。
運用目的を決める際は「何のために、いつまでに、いくらの運用資金を、いくらに増やすか」を明確にすることがポイントです。例えば「老後資金を貯めるために10年以内に1,500万円の運用資金を2,000万円に増やす」というような感じです。
長期・分散・積立を心がける
資産運用での失敗を防ぐには、長期・分散・積立を心がけることがポイントです。長期投資をすると複利効果で利益が拡大し、分散投資をすると投資のさまざまなリスクを分散できます。
リスクヘッジの面では分散投資が特に大切です。資産運用をする際は1つの金融商品だけに集中投資するのは避け、複数の金融商品に分散して投資しましょう。分散投資をすることで、ある金融商品で損失が発生しても、他の金融商品の利益で損失を穴埋めできます。
投資に回す余剰資金を決めておく
投資に回す余剰資金を決めておくと、資産運用での大きな失敗を防げます。余剰資金とは当面の間は使用しないお金のことで、貯金から生活資金を差し引いた残りが余剰資金になります。なお、生活資金は6か月分の手取り月収で計算します。
例えば、貯金が500万円あり手取り月収が25万円の場合だと、余剰資金は350万円になります(500万円-25万円×6=350万円)。この場合、150万円は生活資金として資産運用には回さず銀行預金や郵便貯金などに預けておき、すぐに引き出せるようにしておきましょう。
自分でも投資知識の勉強を怠らない
資産運用で失敗を防ぐには、自分自身でしっかり投資の勉強をしておくことが大切です。自分で投資知識を蓄えておくことで商品の良し悪しの判断ができるようになり、資産形成に大いに役立ちます。
投資に関する本を読んだり、投資セミナーに参加すると専門知識を習得できます。また、投資は経験を積み重ねることが大切です。仮に投資に失敗した場合でも、失敗した原因を徹底的に追求することで次の成功につながります。
仕組みが理解できない金融商品は購入しない
資産運用の失敗を防ぐには、仕組みが理解できない金融商品は購入しないようにしましょう。
例えば、デリバティブ取引などは仕組みが非常に複雑で、ベテランの投資家でも仕組みをよく理解できない場合があります。デリバティブ取引はハイリスク・ハイリターンなので、素人は手を出さないことが賢明です。
また、金融会社の営業マンは難しい専門用語を使って金融商品を勧めることがありますが、意味がよくわからない場合は購入を避けましょう。ご自身でも金融商品の知識を深め、商品のメリットやデメリットが理解できたものの中から選択しましょう。
リスクが高い商品は慎重に検討する
リスクが高い商品は特に慎重に検討することが、資産運用の失敗を防ぐことにつながります。仮にハイリスク・ハイリターンの金融商品に投資する際は、事前に損切りルールを定めておき、損失を限定させるようにしておくことが大切です。
またハイリスク・ハイリターンの金融商品に投資する際は、投資する金額の割合に気を付けて、ローリスク・ローリターンの金融商品にも分散投資をしておきましょう。
リスク対策を事前に行っておけば、ハイリスク・ハイリターンの金融商品への投資も、時には有効な手段となります。
資産運用の相談先について知りたい方は「資産運用の相談でおすすめの窓口は?各金融機関の相談業務の特徴や違い!」をご覧ください。
資産運用で失敗したくない方はヘッジファンドダイレクトにご相談を
ここまで見てきたように、資産運用には失敗がつきものです。どんなにリスクを把握して対策しようとしても、リターンを狙った資産運用においてリスクを完全に0にすることはできません。
そんな中でも、できるだけ資産運用で失敗するリスクを減らしたい方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。
ヘッジファンドダイレクトでは、運用実績の高い海外のヘッジファンドを紹介しているので、失敗するリスクを減らして高い利回りでの運用を目指すことができます。