米国でテーパリングが行われたり、中国の金融規制当局の規制強化や、パンデミックが収まらないような不透明な相場状況です。そのような状況下で、パフォーマンスが良い世界でトップクラスの投資家達はどのような銘柄に投資を行っているのでしょうか。海外の英語の記事から最新の情報をお届けします!
ヘッジファンドランキング
それではこのような状況下でパフォーマンスが良いヘッジファンドはどのようなファンドなのでしょうか。やはりウォーレンバフェット氏率いるバークシャーハサウェーなのでしょうか。リターンを基軸にして確認していきましょう。
※発表されている最新時点:2021/3/31
※USD1=JPY110
ヘッジファンドの組み入れ上位銘柄
今回は上位3ファンドに注目して見ていきましょう。
①Masters Capital Management (Mike Masters)
マイク・マスターズ率いるマスターズ・キャピタル・マネジメントの純資産総額は、$279,148,000で約307億円です。四半期のリターンは86.9%で、年間リターンは326.1%です。組入れ銘柄は以下の表をご覧ください。
②SailingStone Capital Partners (Mackenzie B. Davis And Kenneth L. Settles Jr)
マッキンゼー・デイビスとケニース・セトルズJr率いるサイリンストーン・キャピタル・マネジメントの純資産総額は、$244,933,000で約269億円です。四半期のリターンは60%で、年間リターンは192%です。
銘柄を見ると分かるように、エネルギー関連企業が多いように感じます。6位以下の銘柄にもエネルギー関連が非常に多く組み込まれています。
ここ最近の資源価格上昇の波に乗ることができ、ファンドの価格も上昇しているのでしょうか。今後の動きに期待です。
組入れ銘柄は以下の表をご覧ください。
③Rima Senvest Management (Richard Mashaal)
リチャード・マーシャル率いるリマ・センベスト・マネジメントの純資産総額は、$2,074,552,000で約2,282億円です。四半期のリターンは58.4%で、年間リターンは168.9%です。
6位以下には、シリコンバレーに本社を置くIT企業や金融セクターの企業の組入れもあり、セクターに関係なく分散させて投資を行っているのだと推測できます。
組入れ銘柄は以下の表をご覧ください。
ヘッジファンドは有効なのか
日本では知られていないようなヘッジファンドが、世界的にはトップクラスの成績を出しています。日本の投資信託も1年間で15%近くリターンを挙げられているファンドも存在します。注目すべきポイントは、そのようなリターンを継続的に10年近くの実績があるかどうかです。短期的なリターンのみであれば、相場の波にたまたま乗れた可能性もあります。日本の販売会社で販売されている投資信託を購入する際も、担当の話しを聞いたうえで直近のリターンや長期的な過去の実績、コスト等を聞いたうえで判断をするとよりよい選択をすることができます。
単純な目先のリターンのみで判断すると、長期で良い結果を生まないので注意をしましょう。
それらを踏まえて海外のヘッジファンドも焦点に入れ選択をしてみると世界が広がります。
海外ヘッジファンドはどこがいいのか
前章でもお伝えしたように、運用商品を選定する母数の中に成績が良い海外のファンドが入っていたらどうでしょうか。日本の投資信託のリターンも確認しながら、日本人がアクセスできる海外のヘッジファンドを比較できたら、資産を殖やす手助けをしてくれる資産に出会えるのではないかと考えています。
海外ファンドだから良いわけではなく、海外のファンドも日本のファンドも同じ土台に置いて検討をしてみてはいかがでしょうか。
その中で、世界トップクラスの実績を持つヘッジファンドへのご投資を検討いただいている方は、是非ヘッジファンドダイレクトにご相談ください。世界中のファンドの中から優秀な実績を持つヘッジファンドへの直接投資をサポートいたします。
また、ヘッジファンドと投資信託との違いについては以下の記事をご覧ください。
数値・銘柄名の出典:Insider Monkey , Investopedia(https://www.investopedia.com/)