東証がシステム障害で会見、原因明らかでない

 2日、システム障害を起こした東京証券取引所は引け後に記者会見し、「投資家の方々にはご迷惑をおかけしました。信頼されるサービスを心がけたい」と謝罪した。

 東証によると、株価などを配信するサーバーに不具合が出て、バックアップサーバーへの切り替え処理もうまくいかなかったという。ただ、なぜ不具合が出たのか、その詳細な原因はこの時点では明らかになっていないという。

 このシステムの「アローヘッド」は富士通が開発(開発費130億円)し2010年1月から採用している。海外機関投資家が使う「HFT」と言われる超高速取引にも対応できるとされていた。

 東証は「サイバーテロではなく、完全に中の問題」としており、今後原因究明に努めていく。

 2日朝、241銘柄が取引停止したが、午後には正常に戻った。

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