朝日新聞は15日、プロ野球巨人の新入団選手の契約金が、球界で申し合わせた金額を大幅に超えていたことが判明した、と報じた。6選手で36億円で、超過分は27億円になるという。
同紙は契約書などの内部資料を入手した上で、上原浩治選手(テキサス・レンジャーズ)ら
の6選手の名前を挙げて、球界の申し合わせ事項である新入団選手の「契約金1億円+出来高払い5000万円」を大幅に超えていたとしている。上原選手は契約金5億円だという。
契約金については、逆指名制度ができたことに合わせて1993年から、契約金の高騰を回避するために、新入団選手の契約金を1億円プラス出来高5000万円、と申し合わせ事項となった。
過去には西武ライオンズ、横浜ベイスターズが抵触しており、コミッショナーから処分を課されたこともあった。
阿部慎之助 10億円(2000年)
野間口貴彦 7億円(2004年)
高橋由伸 6.5億円(1997年)
上原浩治 5億円+功労金1.2億円(1998年)
二岡智宏 5億円+功労金など1億円(1998年)
内海哲也 2.5億円(2003年)
※敬称略