NYヤンキースが資産価値の2倍の3200億円で売れる?

 米大リーグの名門NYヤンキースに30億~40億ドル(約3210億円)での売却話が出ているとの噂が浮上している。

 CNBC、CNNなどでコラムニストを務めたダン・ドーフマン氏が自身のブログで書いている。1973年からオーナーとなったスタインブレナー氏もすでに亡くなっている。晩年は2人の息子が後継として経営のかじ取りを行っている。

 ただ、2人の息子は熱狂的すぎて、現場にまで口を出すことがしばしばだった先代に比べると情熱を亡くしているとも言われる。もちろん、売却はこれまでにも否定するコメントを出している。

 ただし、オーナー側にとっては売る好機が到来しているというのだ。先日、LAドジャーズが事前の資産価値評価は14億ドル(フォーブス誌試算)とされていたが、実際の入札額は20億ドルになった。

 もちろん、ヤンキースの資産価値は最も高く、18億ドルと試算されていた。ドジャーズで4割のプレミアがついたことを考えれば、それ以上のプレミアがつく可能性もあるとしている。

 LAドジャーズ、NYメッツの両方の買収話に顔を出し、とにかく球団が欲しそうなSACキャピタルのスティーブ・コーエン氏、メッツ買収に失敗したグリーンライトキャピタルのデビッド・アインホーン氏。さらには、英サッカーのアーセナルなどのオーナーで野球を揃えて4大スポーツ制覇を狙うスタン・クロンキー氏ら、金に糸目をつけない買い手もいる。

 とりまく外部環境を見れば、売り手市場ではありそうだ。今後の進展はあるのかどうか? 


故ジョージ・スタインブレナー氏

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