「フェラーリ乗っていない」中共元幹部の放蕩息子が反論

 中国共産党幹部だった薄熙来氏(ボー・キライ)の長男で、贅沢三昧な大学生活を送っていると批判されているボー・グアグア氏が、現在在籍中ハーバード大ケネディスクールの大学新聞に寄稿し、反論した。

 母親が、英国人実業家殺害事件に関与したとされ、さらに共産党幹部で国家のトップを狙っていた父薄氏のスキャンダルとして発展した。実業家が息子のグアグア氏の英オックスフォード大留学の仲介をした、ともされることから、捜査当局が関心を示しているとされていた。

 グアグア氏は「最近、わたくし自身のことについてマスコミの注目が集まっています。しかし、事実と違った報道が多くなされており、国民への責任の意味からも、正しいことを伝えたいと思います」と投稿した。主な主張は次のとおり。

・学費 奨学金と、法律家、作家として活動した母親が稼いだお金。
・フェラーリを運転したことがない。
・オックスフォード大は2年生で落第したのではなく、哲学、政治、経済の3科目を受講していた。
・課題活動に参加したことが事実だが、それはオックスフォード大学ではみなが何らかの活動に参加しており、日常的なもの。
・わたしの周辺の取材はどうぞご遠慮いただきたい。

 グアグア氏は、留学資金や遊び金の出どころが疑われ、また、遊びすぎたためにオックスフォード大を留年。単位を取得できなかったため、駐英大使ら政府関係者の働きかけで、ハーバードケネディスクールで学ぶことになった、などと報道されていた。


ボー・グアグア氏(中天新聞より)

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